不要に除去しない、必要最小限の治療へ
当院では虫歯の治療において、歯の健康な部分をできる限り残せるよう、必要最小限の除去に留めるようにしています。これは「M.I.」(ミニマルインターベンション)と呼ばれ、2000年ごろに国際歯科連盟によって提唱されました。「必要最小限の除去」は、現在の虫歯治療において主流となっている考え方です。
できる限り歯の神経を守りたい
当院では、できる限り歯の神経を守りたいと考えています。神経は歯に栄養を行きわたらせる重要な役割を果たしているため、神経を取り除いてしまうとそれらの機能がなくなってしまい、歯の潤いが損なわれます。水分を失った枯れ木がポキリと折れてしまいやすいように、歯も破折しやすくなってしまうのです。つまり、神経を守ることが歯を守ることにつながるのです。
当院では下記のドックスベストセメントなどの治療も検討しながら、神経を守る手立てを考えます。
当院では、できる限り歯の神経を守りたいと考えています。神経は歯に栄養を行きわたらせる重要な役割を果たしているため、神経を取り除いてしまうとそれらの機能がなくなってしまい、歯の潤いが損なわれます。水分を失った枯れ木がポキリと折れてしまいやすいように、歯も破折しやすくなってしまうのです。つまり、神経を守ることが歯を守ることにつながるのです。
当院では下記のドックスベストセメントなどの治療も検討しながら、神経を守る手立てを考えます。
痛みの少ない治療をめざした取り組み
歯科治療に痛みが伴う恐怖心から、歯科医院に足が遠のいてしまう方も中にはいらっしゃいます。当院ではそんな方を一人でも減らしたいと、痛みの少ない治療をめざしています。
表面麻酔を行い、注射時にも工夫することで痛みを和らげます
歯科治療で痛みが起きやすいのは麻酔の注射を行うときですが、当院では注射針が刺さるときのチクッとした痛みを軽減するために、事前に歯茎の間隔を麻痺させる表面麻酔を行っています。また、注射する部位に注射針を刺しにいくのではなく、粘膜を持って来る感覚で慎重に針を刺したり、患者さんが息を吐くタイミングを見計らって薬液を注入したりするといった工夫も行っています。これらの取り組みによって、「痛くなかった」と話される患者さんもいらっしゃいます。
削らない治療「ドックスベストセメント」
当院では5年ほど前から削らない治療「ドックスベストセメント」を行っています。これは特殊な薬剤を患部に塗布することで虫歯菌を殺菌する方法で、薬に配合された銅イオンが虫歯によって軟らかくなった組織を硬くしてくれる効果があります。
痛みがなく、歯の神経を抜かずに済む可能性も高まります
痛みがない上に、虫歯が進行している場合でも歯の神経を抜かなくて済む可能性が高くなります。大人の患者さんのほか、お子さんにも有効です。お子さんは薬剤の細胞への浸透度が高いため、効果が高まりやすくなります。
虫歯が浅かった場合の治療について
虫歯が浅い場合は、治療を行った方が良いか経過観察で良いかを検討します。しっかりとブラッシングができていて治療を行わなくても進行しなさそうであれば様子を見ることもあります。治療を行った方が良い場合は、必要な部分のみを削る、またはドックスベストセメントを施します。細菌の侵入を防ぎ、噛み合わせを整えるために詰め物(インレー)をして終了です。
虫歯が深かった場合の治療について
虫歯が深い場合も上記と同様に虫歯の除去とドックスベストセメントによる治療を行います。ドックスベストセメントを行うことで虫歯が進行していた場合も神経を残せる可能性があります。どうしても神経を抜かなければならない場合は専門的な根管治療を行うことができる歯科医院をご紹介いたします。最後に、被せ物をします。
詰め物と被せ物は患者さんに合ったものをお選びいただけます。
高周波電気機器の活用について
当院では高周波を照射する機器も備えています。殺菌や血行促進、軟らかくなってしまった組織を硬くするといった効果が見込めます。歯周病が進んでいるときや歯肉から膿が出ているとき、神経を取ってしまった歯をどうしても抜きたくないときなどに使用するかどうかを検討します。
